橋梁の状態を効率的かつ合理的に把握するために、構造物内部の状態を把握する非破壊調査技術の研究に取り組んでいます。
内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第1期(平成26年度~平成30年度)の課題として、東京大学及び(国研)理化学研究所と共同して、高出力X線(950keV、3.95MeV)によって、通常の点検では判断が困難なコンクリート内部のPCシース内のグラウト充填状況や鋼材の腐食の状況を可視化する技術を開発しました(写真-1)。また、中性子誘導即発ガンマ線分析によって、コンクリート内部の塩分濃度を非破壊で測定する技術を開発しました。