鋼材で構成されている道路橋では、高齢化に伴い腐食に起因する鋼部材の減厚や破断が顕在化しています。また、従来、鋼材の防食には塗装が用いられていますが、塗替塗装など、維持管理に要する管理者の負担の増大が問題となっています。そこで、無塗装でも高い防食性を発揮し、塗装塗替に要する維持管理費の削減を期待できる高機能鋼材に着目し、道路橋に適用することを目的とした研究を行っています。