斜張橋などに使われるポリエチレンで被覆されたケーブルは、内部のケーブルの状態が外からは分からず、何らかの理由でポリエチレンが損傷し内部に雨水が浸入した場合には、外部に異常が見られないまま、内部でケーブルが腐食し、過去には破断に至った事例もあります。そこで、ポリエチレン被覆に小さな計測孔を設けて、そこに温湿度計を設置し、ケーブル内部で腐食が生じる環境にあるかどうかを評価する方法の提案に向けた研究を行っています。