 |
1.川の中を歩いてみました |
 |
2.3つのポイントで川の環境を調べました |
 |
3.タモアミを使って生き物探し |
 |
4.捕れたエビを観察ケースで見ています |
 |
5.川で調べたことをグループで発表しました |
 |
6.イラストシールを使ってまとめをしました |
 |
7.最後に川の研究者からお話を聞きました |
|
今年も夏休み期間の4週にわたり河川環境楽園の主要施設を巡りながら、川と魚について考える、「川の楽校2009」が開催されました。
第1週目の自然共生研究センターでは、「発見♪探検♪川歩き!」と題し、川の中を歩いて川の構造を調べたり、棲んでいる生き物を探す体験型の川学習を行い、25名の親子が参加しました。
まず始めは、実験河川の川の中を歩いてもらいました。下流から上流に向かって歩いていくと、川の中はくぼんだところがあったり、川底に石がゴロゴロしていたり、水草が生えていたりして、歩きづらい様子でした。川を歩いたあとは、川の中を調べました。同じ川といっても水の流れが遅い場所、速い場所、水深が浅い場所、深い場所など様々です。3つのポイントで流速・水深・河床材料を自分の体を使って感じたことから答えを考えました。早瀬と呼ばれる流れの速い場所では、実際にその場に立ってみて、流れが速いということを体感しました。また、淵では、足やタモアミで川底をすくって砂が多いことを確かめました。保護者の方にはワークシートを持ってもらい、親子で協力して調べました。
川の構造を調べた後は、生き物探しです。スタッフから生き物の探し方や捕り方を教わった後、川のさまざまな場所で生き物を探しました。水際の草がはえているところでは、魚やエビが捕れました。また、流れが速いところの石を拾って裏を見てみると、トビケラやヒルなどの虫がいました。その他にも、オタマジャクシ、ヤゴなどいろんな生き物がいることがわかりました。
生き物探しを終え、研究棟に移動し、グループ内で調べたことを報告しあい、まとめました。また、グループ全員でみんなの前で調べたことを発表しました。そして、今日みんなが調べた川の環境をイラストシールを使ってまとめました。
最後は、川の研究者からお話を聞きました。一見、川は同じような環境に見えますが、中に入ってみると深さや流れの速さ、川底の様子、生き物の種類に至るまで、さまざまな違いがあることを実感したのではないでしょうか。夏休みの研究に役立つ情報も得られたのではないでしょうか。
(古田 敦子)
今回のイベントで使用した「川の構造を学ぶワークシート」はコチラ
|