実験河川を活用して河川における自然環境の保全・復元方法について調査・研究を行っております

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実験河川のフィールドを活用して河川環境研修を実施しました

日時・団体 2011年6月22日(水)    JICA(国際協力機構)
会 場 自然共生研究センター 実験河川
水辺共生体験館

1.館内での概要説明
2.映像や地図を使っての説明
3.参加者も電気ショッカーを背負って、重さを体験しました
4.同定と計測の様子
5.今回の結果
 平成23年度JICA(集団研修)「気候変動による洪水対策と生態系保全のための順応的流域管理コース」の一環として、河川における野外調査の研修を自然共生研究センターの実験河川を使って実施しました。今回の研修の主な目的は、「平野の魚類生息環境保全において、大河川とともに小水路が重要である事」と、「小水路における人為的インパクト(直線化に伴う植生除去)と、それに対する魚類の応答」を理解する事です。


 まず始めに、国土交通省水辺共生体験館にて当センターの概要を説明し、映像や地図を使って、昔と現在の河道の変貌や、上流・中流・下流で棲んでいる魚の種類が違う事などを説明しました。


 次に、実験河川で魚類調査を行いました。魚類を効率よく採捕するため、電気ショッカーを使用しました。当センターの職員が電気ショッカーを担当し、参加者は電流によってしびれて浮いた魚をタモ網ですくいバケツに入れます。グループ毎に分かれて、水際がコンクリートで覆われたコンクリート区間と植物で覆われた植生区間を、各10m、10分間調査しました。採捕した魚は同定を行い、魚種と個体数を数えました。今回の調査では、コンクリート区間と植生区間で明確な違いは確認できませんでしたが、結果を踏まえた議論をする中で、水際における植物の働きやその重要性について考える事が出来たと思います。


 実際の河川で研修を行うことによって、参加者は河川の現象について身をもって体験し、より深い理解につながったのではないかと思います。



                           (小椋 祥子)
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