 |
写真1.セミナーの様子 |
 |
写真2.熱心に耳を傾けるみなさん |
|
国交省木曽川上流河川事務所をはじめとする諸機関と共同開催したサマーセミナーにおいて、「木曽川の今昔と生き物のサバイバル〜イタセンパラと貝〜」と題した講演を行いました。
木曽川とそこに棲むイタセンパラや二枚貝を題材として、人との関わりの中で川がどのように変化し、生き物の棲家もどう変わってきたのか、ということを学んでいただきました。具体的には、400年ほど前から今に至る木曽三川の流路や氾濫原の変化、また、ここ数十年の間に起きている木曽川の景観や地形の変化を紹介しました。そして、こうした川の大きな変化の中で、イタセンパラと二枚貝の棲み場所の範囲が限定されてきた歴史と現状について説明しました。
今だけでなく、将来の川をどうしたいか考える時、川の歴史的な変化を理解しておくことはとても大事です。いま広がる川の光景に囚われず歴史的に川を見る目と、その楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。
(担当:永山 滋也)
|