3. 河川構造物の維持管理に関する分野
3.河川構造物の維持管理に関する分野
3.1 樋門等河川構造物のメンテナンスサイクル構築に関する研究(期間:R4-R9)
社会資本として数多くのコンクリート構造物が利用されているが、建設から50年以上長期供用されているものには、種々の劣化の兆候が見られるものもある。
国・自治体の管理する樋門・樋管及び水門は26,000基程度あり、設置後40年を経過する施設は60%程度に達している。
点検技術者が年々減少している実態を背景として、点検、評価手法の構築の省力化・効率化は重要な課題である。
柔構造樋門が本格的に設計・施工されるようになり、20年経過。上げ越しが解消されない事例や、継手の開きが許容値を上回る事例等の地盤変位の予測に係る課題が散見。
樋門等河川構造物の維持管理の現状を踏まえ、樋門等河川構造物のメンテナンスサイクルの構築が求められている。
一連の堤防の中で弱部になる恐れのある樋門等河川構造物のメンテナンスサイクルを見直し、一連の堤防の安全性の向上や維持管理費の削減を目的とする。
(先端材料資源研究センターとの分担研究)
