土木研究所 構造物メンテナンス研究センター

国際的な情報収集と連携

CAESARは、日本の技術を発信するとともに共有する技術課題に関しては海外の機関と情報交換をする、わが国のポータルサイトとして活動しています。

先進国の主要な道路網は2度の世界大戦以降、急速に整備され、今では建設後50年を超える橋梁が殆どになってきています。その間に、建設時には想定もしなかったような大きな車両の通行や、交通量の増大などにより、橋の傷みが激しくなっています。そこで、平成21年には、先進 14カ国による 国際橋梁管理者会議の設立に協力し、第1回会議に参画しております。

また、日米政府間の「天然資源の開発利用に関する日米会議 (U.S.-Japan Cooperative Program in Natural Resources = UJNR) 」の耐風・耐震構造専門部会の枠組みの下で、日米橋梁ワークショップを主催し、橋梁に関する幅広い課題について、米国連邦道路管理局 (FHWA)、各州交通局など政府系機関、道路管理者間との情報共有を図っています。

その他、ドイツ連邦道路交通研究所 (BASt) 等、海外の政府系研究機関や大学と定期的、または不定期に情報交換、技術交流を行っています。その他、海外からの要請に応じて、(独) 国際協力機構 (JICA) を通じて専門家を海外へ派遣するなど、技術協力を行っています。

活動状況