研究成果
1. 発表論文
- 発表論文・刊行物データベース(土木研究所の成果物について、2001年~現在まで検索可能)
- 水工チームの発表論文(2014年度以前は、上記データベースより検索下さい)
2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度
2. 特許
登録番号 | 発明の名称 | 概要 | 詳 細 |
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第5305439号 |
水中堆積物流送用の吸引パイプ、水中堆積物の流送装置、及びそれを用いた水中堆積物の流送方法 通称:潜行吸引式排砂装置 |
無動力で運用可能な低コストの恒久的堆砂対策技術の開発を目指す中で、柔軟性を有する管をU字型にして折り曲げた部分の底面を切断し遮水性を持つシートを貼り付け、底面と側面に穴を空けることにより、水中の土砂を水位差またはポンプ等の動力を用いて輸送することを可能にする装置を開発しました。本装置は特にダム貯水池の堆積土砂を水位差のエネルギーを用いて出水中に安定的に経済的に排出する場合に効果を発揮するものです。 | |
第5599069号 |
水中堆積物流送用の吸引パイプ、水中堆積物の流送装置、及びそれを用いた水中堆積物の流送方法 通称:潜行吸引式排砂装置(改良型) |
「水中堆積物流送用の吸引パイプ、水中堆積物の流送装置、及びそれを用いた水中堆積物の流送方法」を改良し、折り曲げた管の上流部の底面に複数の穴を設置することにより、水中堆積物を吸引し流送できる領域を拡大したものです。 | パンフレット |
3. プログラムの著作物
登録番号 | 著作物の名称 | 概要 |
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P第8427号-1 | 鉛直2次元貯水池流動計算プログラム | プログラミング言語フォートランを用いたプログラムであり、貯水池の地形、流入量、放流量、流入水温、粒径別流入SS濃度、気象等の条件を入力として、貯水池内の流速、水温、粒径別SS濃度、密度等の縦断面分布および放流水の水温と粒径別SS濃度をシミュレートする流動解析プログラムです。 解析法として静水圧、非静水圧の両方を取り扱うことができ、乱流モデルとして標準型k-εモデルを用いています。 年間を通じた貯水池内の水温成層の形成および破壊、出水時の濁水の流動などについて計算を行うことができ、環境影響評価、濁水長期化等の問題の対策検討への活用が期待されます。 |
P第8500号-1 | 1次元貯水池河床変動計算プログラム | プログラミング言語フォートランを用いたプログラムであり、貯水池の地形、堆砂形状、流入量、貯水位及び粒径毎の流入土砂量等の条件を入力することにより、貯水池内の堆砂量、堆砂形状、堆砂の粒度分布、放流水の土砂濃度と粒度分布等を長期的に再現・予測するためのプログラムです。 本プログラムでは、有限体積法及び基礎式中の移流項への風上差分スキームを用いることにより、常流・射流の混在流れを再現することができます。土砂輸送に関しては、混合粒径を用いており、掃流砂及び浮遊砂の土砂輸送形態を取り扱うことができます。掃流砂に関しては土砂の沈降・浮上過程を個別にモデル化し、浮遊砂土砂輸送の非平衡性を考慮しています。また、支川の合流を取り扱うことができます。 本プログラムによって、ダム貯水池における流入土砂の補足・放流状況を粒径毎に定量的に把握することが可能となり、ダム堆砂対策、さらには流域土砂管理における活用が期待されます。 |
P第10008号-1 | 平面2次元河床変動計算プログラム | プログラミング言語フォートランを用いたプログラムであり、河道の基岩の形状、河床の形状と粒度分布、流入量、下流端水位及び粒径毎の流入土砂量等の条件を入力することにより、河床形状、河床の粒度分布、放流水の土砂濃度と粒度分布等を再現・予測するためのプログラムです。 本プログラムでは、有限体積法及び基礎式中の移流項への風上差分スキームを用いることにより、常流・射流の混在流れを再現することができます。土砂輸送に関しては、混合粒径を用いており、掃流砂及び浮遊砂の土砂輸送形態を取り扱うことができます。浮遊砂に関しては土砂の沈降・浮上過程を個別にモデル化し、浮遊砂土砂輸送の非平衡性を考慮しています。また、水中安息角を入力することで側岸侵食現象を取り扱うことができます。 本プログラムによって、ダム貯水池および下流河道における河床形状や河床の粒度分布の変化を定量的に把握することが可能となり、ダム堆砂対策、ダム下流河川の物理環境の評価さらには流域土砂管理における活用が期待されます。 |