土木研究所を知る


知的財産権: 特許 第4424536号pdfファイル 技術資料: リーフレットpdfファイル
NETIS登録番号: KT-090063-A (NETISページへ)

技術の概要
 鋼橋の部材端部などは、構造上塗料が付きにくい部位で、防食の弱点であるため、海浜部など特に厳しい腐食環境下では、重防食塗装でも発錆し易い状況に置かれています。この塗装の防食性能を補強し、鋼橋塗膜を長寿命化する方法として、チタン箔を貼る技術を開発しました。本工法は、部材端部等の必要な範囲にチタン箔と基材テープで構成されるチタン箔シートを貼り付け、その上に下塗りを除いた重防食塗装を複合施工するものです。チタン箔により水分や塩分などの劣化因子を完全に遮断して、鋼材腐食を抑制することにより、防食性能を向上させます。これにより鋼橋塗装のライフサイクルコストの縮減が可能です。
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< 鋼橋部材端部の腐食事例 >     
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適用の効果
1) 品質向上
  • 超厚膜形塗膜ではできない腐食因子の完全遮断が可能です。

  • 2) コスト縮減
  • 超厚膜形塗装を組み合わせた従来技術と比較しイニシャルコストで0.23%縮減、100年間のランニングコストでは約7%が縮減できます。


  • 適用条件
  • 気温は5度~50度の範囲、湿度85%以上は不可
  • 1x1mの作業スペースが必要
  • 作業員が入れない箇所、濡れている箇所、水中施工を要する箇所、複雑な形状の箇所 (支承部等)は適用できない


  • 適用上の留意点
  • チタン箔シートを重防食塗装と複合施工する仕様は、新設の場合C-5塗装系で、塗り替えの場合はRc-I塗装系とする
  • チタン箔シートの重ね合わせ長さは50mm以上とする
  • チタン箔シートを貼付けた上面にはチタン用プライマーを塗付する


  • 適用実績
  • H22年度 国交省熊本河川国道事務所歩道橋


  • 共同開発者
  • 日鉄防蝕株式会社
  • 中国塗料株式会社


  • 問合せ先
      国立研究開発法人 土木研究所 先端材料資源研究センター (iMaRRC) :TEL 029-879-6763
      日鉄防蝕株式会社 エンジニアリング営業部 :TEL 03-5820-4731