スリランカ国の洪水対策への緊急支援
－日本の高度な科学技術を活かしたリアルタイムの防災情報に期待－

 平成29年5月下旬にスリランカ国で発生した洪水被害（死者・行方不明者 300名超）を受けて、スリランカ国政府からの要請に基づき、日本国政府から国際緊急援助隊が派遣され、 国立研究開発法人土木研究所も研究員の派遣により協力を行いました。

 更なる洪水被害の発生が懸念されるスリランカ国では、今後、日本の高度な科学技術を活かした防災情報が有効と考えられることから、データ統合・解析システム（DIAS）を研究開発 してきた東京大学地球観測データ統融合連携研究機構（EDITORIA）と、洪水観測、予測研究を推進している国立研究開発法人土木研究所の水災害・リスクマネ ジメント国際センター（ICHARM）が 協力して、同国におけるリアルタイム洪水予測等の情報提供を試行的に実施するとともに、その活用のための研修や人材育成等を行います。

2017年6月5日スリランカ国防災担当大臣との会合	Kalu 川沿いで浸水により被災した家屋の状況 （地面からの水位：約1.7m）

関連サイト：

 記者発表資料
 http://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/press-release/pdf/20170706.pdf

 トピックス
 スリランカ国際緊急援助隊による石井大臣への帰国報告
 http://www.pwri.go.jp/topics/2017/0616/haken_20170616.html

 スリランカにおける豪雨災害に対する国際緊急救助隊（専門家チーム）の派遣
 http://www.pwri.go.jp/topics/2017/0602/haken_20170602.html