アメリカやカナダでは、ある日突然橋が崩落し、犠牲者を出すという事態がすでに発生しています。橋を守るためには、人の病気と同じように、症例と検査技術、治療の試みとその結果をできるだけ蓄積し、 分析することが重要であり、今、まさに取り組みが始まったところです。
しかし、高度な技術案件については、個々の行政機関がそれぞれに知見を蓄積することに限界があります。また、それぞれの行政機関が技術開発や基準の整備を行うことは、効率的でなく、 新たな事態への対処が遅くなります。そこで、各行政機関の情報を集約し、そして問題への対処を支援するための組織としてCAESARが中央に整備されています。