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1.5月25日、環境教育指導者の為の封入標本講座を行いました。
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2.透明なプラスティック樹脂の中に水生生物を封入しました
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3.樹脂と硬化剤の量を量り混ぜ合わせます |
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4.樹脂は3層に分けて流し込みます |
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5.樹脂に空気が入った所を爪楊枝でつつき空気を逃がします |
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6.環境教育指導者の方々は皆、真剣に標本作りに取り組んでました。 |
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7.封入標本の磨き方の実演も行いました |
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8.プラスティック樹脂は熱に弱い為、磨くときは水が必要です。 |
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9.封入標本の作り方をまとめたテキストをご紹介 |
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「環境教育指導者のための封入標本作成講座」が 5月25日(木)に自然共生研究センターで行われ、NPO法人
長良川環境レンジャー協会のスタッフと河川環境楽園にある世界淡水魚園水族館アクア・トト、自然発見館のスタッフの合計9名が受講しました。
封入標本は生物や植物を透明なプラスティック樹脂で閉じ込めて作る標本で、生物の特徴を詳しく観察することができ、環境学習の教材としても活用することができます。今回の講座は、環境教育に関わる指導者を通じて封入標本の作成方法を普及させることが目的で「水辺に棲む生き物への関心を高めることができれば」との思いで行いました。
標本に用いた生物は、今年4月に木曽川で採集したヒラタカゲロウなど7種類と、長良川環境レンジャーのスタッフがカワゲラウォッチング(水質指標生物調査)で採集したオオヤマカワゲラなど3種類の水生昆虫で、標本にするためエタノールに1ヶ月以上浸してあります。講座ではポリプロピレン製の容器にプラスティック樹脂を3層に分けて流し込む方法や、生物と樹脂を上手く馴染ませる方法などが紹介され、参加者は3時間かけて一人二つの標本を作成しました。完成するのは樹脂が硬化するおよそ2週間後になります。
関連リンク:イベント「封入標本を作ろう!!」を開催しました
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