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1.水辺共生体験館にある大きな航空写真で、ワンドは川の下流にできると勉強しました。 |
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2.水の流れる模型を使って、ワンドにどうやって生物がやってきたか、みんなで考えました。 |
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3.さぁ、みんなでワンドへ出発!! |
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4.川とワンドの水を採取して、違いを比較しました。 |
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5.ワンドにすんでいる二枚貝やドジョウ、ヤゴを一生懸命捕まえている様子。 |
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6. 川とワンドで捕まえた生物を比較して、ワークシートに記入します。 |
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7.二枚貝、タナゴ、ヨシノボリの関係をスライドで勉強しました。 |
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8.アクア・トトぎふの大きな水槽でタナゴやドジョウを観察しました。 |
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9.スライドやアクア・トトの水槽で学んだことをワークシートに記入しています。 |
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自然共生研究センターでは、河川環境楽園「夏休み自然体験型イベント」として、「ワンド探検隊」を開催しました。16名の親子が岐阜県、愛知県から参加しました。
ワンドとは、河川の下流にでき池のようになっているところで、流れがなく泥が堆積し、多くの生物のすみかになっています。
まず、水辺共生体験館にある木曽川流域を写した大きな航空写真を利用して、ワンドは川のどこにできるのか、どのような機能をもっているのか、お話を聞きました。もともとワンドは河川と隔離された状態ですが、洪水によって増水し河川とワンドが繋がり、そこに生物が移動してきた、ということも模型によってわかりました。
次に、実際に自然共生研究センターの実験河川にあるワンドへ行き、川とワンドを比較しました。ワンドは川と違い流れが遅く、水がにごっていることを確認しました。また、ワンドに入って生き物を探しました。子供達は泥んこになりながらも楽しそうに泥の中を探っていました。ワンドでは主に二枚貝やドジョウ、ヤゴなどが獲れました。
アクア・トトぎふでは、スライドを使って魚と貝のふしぎな関係を勉強しました。ワンドにすんでいる二枚貝は、幼体のころヨシノボリという魚のヒレに寄生しており、洪水のときにヨシノボリと一緒にワンドにやってくること、またタナゴという魚は、成長した二枚貝の中に産卵することもわかりました。そして実際に、アクア・トトぎふにある大きな水槽で様々な生き物を観察しました。
参加者は、ワンド探検隊のイベントを通して、川とワンドの違い、魚と貝のふしぎな関係について知ることができたのではないでしょうか。生物たちはお互いに支えあって生きているということが、ワンドでの体験を通じで学べたことと思います。 |