共同研究

CORROBORATION RESEARCH

河川・湖沼における環境DNA活用技術に関する共同研究

実施期間:平成30年3月~令和3年3月3月

河川や湖沼で採水したサンプルからDNAを抽出し、生物情報を得る環境DNA分析は、これまでの研究レベルから徐々に実務への展開がみられるようになってきました。

本技術を河川管理の現場で行われている環境調査に活用するためには、調査対象地の物理環境や調査目的に応じた計画を立案する必要があります。
そこで、土木研究所では公募を通じて集まった民間のコンサルタント会社4社と共に共同研究を実施し、環境DNA 分析の実用化を目指します。

2020/10/27 河川・湖沼における環境DNA活用技術に関する共同研究 中間報告

環境DNA技術は、その登場から5年もたたないうちに、研究段階から実用化の段階へと向かっているように感じます。令和元年4月には、環境DNA学会より“環境DNA調査・実験マニュアル”が刊行され、より多くの人が環境DNAに関わることができるようになりました。一方で、河川管理者らが行っている環境調査への展開=実務への展開を想定すると、解決すべき課題が残されています。このうち、“調査計画の立案方法”の考え方をまとめるために、(国研)土木研究所では平成30年より民間コンサルタント4社と共に「河川・湖沼における環境DNA活用技術に関する共同研究」を実施しています。この中では、汽水域、河川下流域、河川中上流域、ダム貯水池を対象区域としたテーマ(調査目的)を設定し、基礎実験や現地調査で得られた知見や問題点を互いに共有するとともに、国土交通省関東技術事務所や関係財団も含めた幅広いメンバーで議論を行っています。この度、これまでの活動内容を中間報告として取りまとめました。

汽水域および河川下流域における効率的なサンプリング手法の検討(資料) 株式会社エコー
止水域における環境DNA活用のための基礎研究の事例(資料) 応用地質株式会社
環境DNAによるアユの仔稚魚の動態把握(資料) 株式会社建設技術研究所
環境DNA分析における採水量の最適化及び中小河川流域の魚類相評価の検討(資料) パシフィックコンサルタンツ株式会社

2019/01/31 第2回共同研究全体会議 開催

2018/04/25 第1回共同研究全体会議 開催

2018/04/24 共同研究に関する記者発表 (資料)