平成18年豪雪では、記録的な降雪に見舞われ、集落、旅館及びスキー場や道路を襲う雪崩災害が頻発したほか、長期にわたる住民避難及びアクセス道路寸断による集落の孤立化が全国的に多発し、社会的に大きな問題となりました。長野県には、雪崩危険箇所（人家５戸以上等）が1292箇所あります。昭和36年2月に栄村青倉地区において死者11名の集落雪崩災害が発生しました。平成１８年豪雪では、飯山市で12月の積雪量が過去最多記録を更新し、2月には積雪量256cmに達するとともに、この冬期には栄村秋山郷で雪崩が発生しました。また、平成22年2月には山ノ内町の志賀高原で雪崩が発生しています。

雪崩災害に対する防災意識の向上を図るため、国土交通省では毎年12月1日から7日を「雪崩防災週間」と位置づけ、雪崩災害防止に関する啓発活動を全国的に実施しております。その一環として、雪崩災害防止について顕著な功績があった者を表彰するとともに、最近の雪崩災害の特徴と対策等について理解を深めることを目的としたセミナーを下記のとおり開催します。