国立研究開発法人 土木研究所

研究活動

極端気象がもたらす雪氷災害の被害軽減のための
技術の開発

研究概要

 近年、気候変動の影響にもよる異常な吹雪、降雪、雪崩に伴い、多数の車両の立ち往生や長時間に亘る通行止め、集落の孤立などの障害が発生しています。
 極端気象がもたらす暴風雪や大雪による災害の発生地域や発生形態、災害規模は変化しており、これらの頻度や地域性の特徴を把握することは、今後の雪氷災害対策を検討する上で、 社会的要請の高い喫緊の課題です。
 そこで、本研究プログラムでは、「極端気象がもたらす雪氷災害による被害を軽減するための技術開発」をプログラム目標として、①極端気象がもたらす雪氷災害の実態解明とリスク評価技術の開発、 ②視程障害予測の実用化、③吹雪対策施設及び除雪車の性能向上技術の開発、の3つを達成目標としています。これらの成果を社会還元することによって多発化・複雑化する雪氷災害による交通障害や集落被害の 軽減を支援していきます。