国立研究開発法人 土木研究所

研究活動

閉鎖性水域の底泥対策技術に関する研究

 富栄養化など汚濁の進んだ湖沼では、堆積した底泥(ヘドロ)からの窒素やリンなどの溶出が、汚濁の大きな原因となっています。このため、浚渫などの底泥対策が取られていますが、 この溶出メカニズムを把握するとともに環境ホルモンなどの新たな化学物質に対する安全性や生物多様性の保全も視野に入れた新しい底泥対策の技術開発が求められています。ここでは底泥対策の評価手法の標準化、 湖底生態系に配慮した底泥対策工法、底泥の安全性評価や安定化、河川からの流入堆積物対策などの研究を実施します。

閉鎖性水域の底泥対策技術に関する研究