研究活動

重点プロジェクト研究(平成18~22年度)

 

重点プロジェクト研究の流れ

 

I 安全・安心な社会の実現

地震・津波・噴火・風水害・土砂災害・雪氷災害等による被害及び交通事故を防止・軽減するために必要な研究開発

  1. (1)総合的なリスクマネジメント技術による世界の洪水災害の防止・軽減に関する研究
  2. (2)治水安全度向上のための河川堤防の質的強化技術の開発
  3. (3)大地震に備えるための道路・河川施設の耐震技術
  4. (4)豪雨・地震による土砂災害に対する危険度予測と被害軽減技術の開発
  5. (5)寒冷地臨海部の高度利用に関する研究
  6. (6)大規模岩盤斜面崩壊等に対応する道路防災水準向上に関する研究
  7. (7)冬期道路の安全性・効率性向上に関する研究
  8. (9)効率的な道路基盤整備のための設計法の高度化に関する研究
  9. (10)道路構造物の維持管理技術の高度化に関する研究
  10. (11)土木施設の寒地耐久性に関する研究
  11. (15)寒地河川をフィールドとする環境と共存する流域、河道設計技術の開発
衛星情報を用いた早期洪水警報システムの開発
成果の反映及び社会への還元の例
 地上水文情報が十分でない途上国流域における洪水予警報システム構築が可能となり、洪水災害の軽減に貢献できる。

II 生き生きとした暮らしの出来る社会の実現

活環境リスクを大幅に軽減し、生活空間の質を向上させるために必要な研究開発

  1. (8)生活における環境リスクを軽減するための技術
環境リスク低減のための土壌汚染対策工
成果の反映及び社会への還元の例
「建設工事等で遭遇する地盤汚染対策マニュアル」等の改訂に反映することにより、地盤環境の安全性を向上させる。

III 国際競争力を支える活力ある社会の実現

社会資本ストックの老朽化、厳しい財政状況等を踏まえ社会資本の再構築を安全かつ効率的に実施し、社会資本の管理を高度化するために必要な研究開発

  1. (2)治水安全度向上のための河川堤防の質的強化技術の開発
  2. (3)大地震に備えるための道路・河川施設の耐震技術
  3. (7)冬期道路の安全性・効率性向上に関する研究
  4. (9)効率的な道路基盤整備のための設計法の高度化に関する研究
  5. (10)道路構造物の維持管理技術の高度化に関する研究
  6. (11)土木施設の寒地耐久性に関する研究
道路橋の部分係数設計法の提案
成果の反映及び社会への還元の例
道路橋示方書に反映することにより、設計の信頼性・自由度の向上、及び新技術の開発・活用の促進が図られ、品質を確保しつつより効率的に道路橋を整備することが可能となる。

IV 環境と調和した社会の実現

効率的なエネルギー利用社会及び省資源で廃棄物の少ない循環型社会を構築するとともに、健全な水循環と生態系の保全を図るために必要な研究開発

  1. (12)循環型社会形成のためのリサイクル建設技術の開発
  2. (13)水生生態系の保全・再生技術の開発
  3. (14)自然環境を保全するダム技術の開発
  4. (15)寒地河川をフィールドとする環境と共存する流域、河道設計技術の開発
環境と生態系を関連づけて保全・補修する技術
成果の反映及び社会への還元の例
瀬淵の機能や水際域の評価技術をマニュアル等に反映することにより、河川事業等が生物・生態系に与える影響の把握精度が向上し、適切で効果的な環境保全が可能となる。

V 積雪寒冷に適応した社会資本整備

北海道の積雪寒冷な気候に適応した社会資本の整備に必要な研究開発

  1. (1)総合的なリスクマネジメント技術による世界の洪水災害の防止・軽減に関する研究
  2. (5)寒冷地臨海部の高度利用に関する研究
  3. (6) 大規模岩盤斜面崩壊等に対応する道路防災水準向上に関する研究
  4. (7)冬期道路の安全性・効率性向上に関する研究
  5. (8)生活における環境リスクを軽減するための技術
  6. (11)土木施設の寒地耐久性に関する研究
  7. (15)寒地河川をフィールドとする環境と共存する流域、河道設計技術の開発
  8. (16)共同型バイオガスプラントを核とした地域バイオマスの循環利用システムの開発
  9. (17)積雪寒冷地における農業水利施設の送配水機能の改善と構造機能の保全に関する研究
冬期道路の安全性・効率性向上に関する研究
成果の反映及び社会への還元の例
道路交通における吹雪視程計測手法の開発を行い、視程障害時の効果的な安全支援方策の開発を行うことにより、安全・確実な冬期交通の確保に貢献する。

VI 北海道の農水産業の基盤整備

北海道の豊かな自然と調和を図りつつ、農水産業に係わる地域資源を効果的に活用して、安定した食料基盤作りに向けた研究開発

  1. (5)寒冷地臨海部の高度利用に関する研究
  2. (15)寒地河川をフィールドとする環境と共存する流域、河道設計技術の開発
  3. (16)共同型バイオガスプラントを核とした地域バイオマスの循環利用システムの開発
  4. (17)積雪寒冷地における農業水利施設の送配水機能の改善と構造機能の保全に関する研究
バイオマスの循環利用システムの開発
成果の反映及び社会への還元の例
地域バイオマスの循環利用と共に石油エネルギー産業分野等に対し、バイオガスの改質利用の要素技術を発信できる。

これまでの重点的研究開発