研究成果・技術情報

テストハンマーによる強度推定調査 FAQ集

質問6 「6つのポイント」では,ポイント4の強度推定方法のフロー図中で,測定方向が地面に対して水平でない場合には補正を行うように指示されていますが,補正値がわかりません。

回答:

 打撃後に重錘が戻ってくる距離は重力の影響を受けるので,地面と水平に打撃した場合以外では,測定方法による補正を行わなければ行けません。この補正値は,土木学会規準(JSCE-G504)によるものとしました。土木学会規準(JSCE-G504)は,土木学会発行の「コンクリート標準示方書[規準編]」などに掲載されていますので,こちらを参照してください。

参考資料:

 垂直上向き,垂直下向きの場合には,補正値は以下のようになります。

 

表−1 測定方向に応じた補正値
反発度測定結果
の平均値
(補正前の値)
補正値
上向き90° 下向き90°
10 *** +4.4
15 *** +4.3
20 -7.7 +4.2
25 -6.9 +4.0
30 -6.1 +3.9
35 -5.5 +3.7
40 -5.0 +3.4
45 -4.5 +3.2
50 -4.1 +2.8

※表−1内の「補正値」が、誤って「テストハンマー強度(N/mm2)」となっていたのを修正しました。(2008/11/27)

 

目次へ