研究成果・技術情報

「第11回景観・デザイン研究発表会優秀ポスター賞」受賞

受賞名:「第11回景観・デザイン研究発表会優秀ポスター賞」受賞
題名:川のデザインコンセプトに子どもの視点を取り込む
   -子どもたちが描いた水路の将来設計図を用いた検討-
著者:鶴田 舞(国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 河川生態チーム 主任研究員)
   吉村 伸一(株式会社吉村伸一流域計画室)
   梅津 典子(東京都杉並区立井荻小学校)
   岩渕 晴子(井荻小・学校支援本部いおぎ丸)
   境原 達也(NPO法人すぎなみ環境ネットワーク)
   中村 晋一郎(国立大学法人名古屋大学)
   萱場 祐一(国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 河川生態チーム 上席研究員)
関連する研究課題:「水辺空間デザインの体系化に関する研究」(H27-H28萌芽研究)
賞状
概要:

 地域に愛され長く利用される川づくりを進めていくためには、川の基本計画策定の段階から河川管理者と住民・利用者が意見を出し合い、計画イメージを共有することが重要である。しかしながら、意見を述べる対象者に、川の将来を支える子どもたちが含まれることは少ない。
> 本検討は、東京都杉並区・善福寺川流域にある井荻小学校の5・6年生が画用紙に絵と言葉で表現した川の将来像から、川に抱いているイメージや川への願い・思いを読み取り、川の構成要素毎に抽出・整理し、 デザインコンセプトの導出を試みたものである。 本結果及び既往事例との比較を通じて、当該手法の特徴、留意点等について考察した。なお、子どもたちの思いを受けて、杉並区は川の源流部にある水路の親水化を検討している。