研究成果・技術情報

「WET Excellent Paper Award (最優秀論文賞)」受賞

受賞名:「WET Excellent Paper Award (最優秀論文賞)」受賞
論文題目:Seasonal Variation in Ability of Wastewater Treatment for Reduction in
     Biological Effects Evaluated Based on Algal Growth
    (邦題:藻類生長に基づき評価した下水処理による生物影響削減能力の季節変化)
受賞者:武田 文彦(国立研究開発法人土木研究所)
    南山 瑞彦(国立研究開発法人土木研究所)
    岡本 誠一郎(国土技術政策総合研究所)
※受賞者の所属・役職は論文に掲載されたものです
賞状
賞の概要:

受賞日:平成29年7月22日

贈賞組織名:日本水環境学会

 日本水環境学会は「Journal of Water and Environment Technology」に登載された査読論文を対象としたWET Excellent Paper Award (最優秀論文賞:2名)を設けており、 審査は産官学の代表者からなる選考委員により行われます。

 

研究成果の概要:

・本論文は、水環境研究グループが実施した重点研究課題「生物応答手法を用いた下水処理水の評価と処理の高度化に関する研究」に基づく成果です。下水に対する藻類培養試験から、 下水処理によって下水中に含まれる化学物質による藻類生長への影響を削減できること、その影響削減は冬季には低下することを明らかにしました。 また、既存の手法を活用し、影響の見られた下水中に含まれる影響原因物質として界面活性剤等の複数の化学物質が推定されました。 本賞の受賞は、本論文が水環境を取り巻く課題解決に向けた新たな科学的知見を提示する特に秀でた内容であったことから、高い評価が得られたものと考えられます。