研究成果・技術情報

「平成29年度全国大会第72回年次学術講演会優秀講演者」受賞

受賞名:「平成29年度全国大会第72回年次学術講演会優秀講演者」受賞
論文題目:ひずみやひび割れを視覚化するシート材料を用いた計測システムの検討
受賞者:百武 壮(国立研究開発法人土木研究所 材料資源研究グループ(iMaRRC) 主任研究員)
賞の概要:

受賞日:平成29年11月10日

賞の情報:平成29年9月11日~13日に九州大学伊都キャンパスで開催された土木学会平成29年度全国大会第72回年次学術講演会において、優秀講演者として表彰された。

 

研究成果の概要:

○変形によって色が変わる機能材料オパール薄膜を応用し、構造物に生じるひずみやひび割れを視覚化するための技術を開発している。 本報告では、オパール薄膜の特長である高い視認性を活かした簡便に日常点検する方法を検討した。例として鋼の3点曲げ試験にオパール薄膜を供し、独自開発したスマートフォン用イメージングアプリを用いて色調変化から簡便に劣化部位を検出する方法を検討した。 地域社会に定着できる長期的な運用方法の開発を目的とし、誰にでも簡便に構造物の劣化の兆候が察知でき、専門家や自治体に容易に報せるためのシステム化の試みとして紹介する。