「構造工学シンポジウム優秀講演賞」受賞
| 受賞名：「構造工学シンポジウム優秀講演賞」受賞 |
| 論文題目：巻立て補強された鉄筋コンクリート橋脚の塑性ヒンジ長の評価 |
| 受賞者：宮田 秀太(土木研究所 構造物メンテナンス研究センター 主任研究員) 澤田 守(土木研究所 構造物メンテナンス研究センター 主任研究員) 中尾 尚史(土木研究所 構造物メンテナンス研究センター 専門研究員) 大住 道生(土木研究所 構造物メンテナンス研究センター 上席研究員) |
賞の概要：
本賞は、構造工学論文集に掲載された論文の著者、かつ構造工学シンポジウムにおいて講演を行った者のうち、優れた研究成果を分かりやすく豊かな表現方法で講演されたと認められる者に授与される。
研究成果の概要：
本研究は、巻立て補強を施した鉄筋コンクリート橋脚のうち、曲げ破壊型の補強橋脚を対象として、限界状態の評価手法の構築を目的としている。 その中で、実験における橋脚基部における塑性ヒンジの形成メカニズムを踏まえ、軸方向鉄筋のはらみ出し現象に対して、巻立て補強による効果を考慮した塑性座屈解析により評価分析し、 塑性ヒンジ長の推定手法を提案した。提案式による推定値は実験結果と概ね一致し、高い精度で推定できることを確認した。
