「International Society for Terrain-Vehicle Systems 15th ISTVS European-African Regional Conference Best Paper Award」受賞

 2019年9月9日～11日に開催された「International Society for Terrain-Vehicle Systems 15th ISTVS European-African Regional Conference」において、技術推進本部先端技術チームの山田充研究員が最も優れた論文の一つとして「Best Paper Award」を受賞しました。

 本研究では，遠隔操作する建設機械が災害現場内でスタックしないための走行可否判定手法構築に資する基礎的知見として，水中地盤の強度，および車両と土の間の力学的相互作用によって生ずる牽引力について調査しました。その結果、水中地盤の表層には極めて強度の低い脆弱層が形成される場合があること、水中地盤ではスリップ発生後に突然大きく牽引力が低下する場合があることがわかりました。脆弱層の厚さと強度が車両沈下量と牽引力を決定する支配的要因の一つと考えられるため、脆弱層の厚さと強度を測定することによりスタック判定が可能であることを明らかにしました。