土木学会「舗装工学論文賞」受賞
受賞名: | 土木学会「舗装工学論文賞」受賞 |
論文題目: | 繰り返し再生したアスファルト混合物への再生用添加剤と再生骨材配合率の影響 |
受賞者: | 川上 篤史(土木研究所 道路技術研究グループ 舗装チーム 主任研究員) 新田 弘之(土木研究所 材料資源研究グループ (iMaRRC) 上席研究員) 藪 雅行(土木研究所 道路技術研究グループ 舗装チーム 上席研究員) 掛札 さくら(土木研究所 道路技術研究グループ 舗装チーム 交流研究員) 川島 陽子(土木研究所 材料資源研究グループ (iMaRRC) 主任研究員) |
賞の概要:
受賞日:令和2年12月11日
贈賞組織名:公益社団法人 土木学会 舗装工学委員会
「舗装工学論文賞」は、土木学会舗装工学講演会で発表された論文の中から、特に優れた論文に対して贈られるもの
研究成果の概要:
わが国のアスファルト舗装は約100%リサイクルされているが、今後も舗装のリサイクルを永続的に実施していくためには、繰り返し利用を前提にした、 再生用添加剤や再生骨材配合率の影響を明らかにする必要がある。本研究は、再生骨材配合率の再生混合物を4水準作製し,2種類の組成成分が異なる再生用添加剤により混合物の繰り返し劣化・再生を複数回行うことを再現するとともに、 混合物性状の変化を分析した。その結果、再生用添加剤の組成や再生骨材配合率によって、新規混合物からの性状の変化に差異が生じ、特に高温時のひび割れ抵抗性が低下することを明らかにした。 さらに、高温時のひび割れ抵抗性は、高温カンタブロ試験および圧裂強度比により定量的に評価できる可能性があることを明らかにした。
