研究成果・技術情報

「令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会優秀講演賞」受賞

受賞名: 「令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会優秀講演賞」受賞
論文題目: 横荷重を受ける鋼I桁橋の全体挙動に関する実験的研究
受賞者: 小野 健太(橋梁構造研究グループ 研究員)
峰 穂高(橋梁構造研究グループ(現(株)建設技術研究所) 交流研究員)
澤田 守(橋梁構造研究グループ 上席研究員)
上仙 靖(橋梁構造研究グループ 上席研究員)

受賞日:令和3年10月8日

贈賞組織名:公益社団法人土木学会

賞の対象:

 全国大会で実際に講演を行う個人会員の中で、40歳以下の研究者、技術者を対象に、論文内容に加え、講演が簡潔明瞭で優れたものに与える

研究成果の概要:

 鋼I桁橋の設計では,平面格子モデルで部材断面を決定し,対傾構や横構は別途設計することが多いが,実際には橋を構成する部材は協働して挙動する.今後,従来の設計法からより実態に即した合理的な設計法や既設橋の維持管理における状態評価法の提案を行う為には,橋全体の挙動を明らかとする必要がある.そこで本研究では,鋼I桁橋の全体挙動とその全体挙動に横構が及ぼす影響を把握することを目的として実大橋梁の横荷重載荷実験を行った。実験の結果,試験橋梁の横荷重に対する横構の荷重分担程度は全横荷重の約1割程度であることなど,横構が横荷重に対する抵抗特性へ与える影響について確認した。

「令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会優秀講演賞」賞状