研究成果・技術情報

「令和3年度建設施工と建設機械シンポジウム 論文賞」受賞

受賞名: 「令和3年度建設施工と建設機械シンポジウム 論文賞」受賞
論文題目: 遠隔操作型油圧ショベルの自動化へ向けた制御手法の開発
受賞者: 遠藤 大輔(技術推進本部 先端技術チーム 専門研究員)
山内 元貴(技術推進本部 先端技術チーム 研究員)
橋本 毅(技術推進本部 先端技術チーム 主任研究員)

受賞日:令和3年12月2日

贈賞組織名:一般社団法人日本建設機械施工協会

賞の概要:

 令和3年12月1日~2日に機械振興会館(東京都港区)にて開催された「令和3年度建設施工と建設機械シンポジウム」において、技術推進本部先端技術チームの遠藤大輔専門研究員、山内元貴研究員、橋本毅主任研究員の共著論文が、建設分野における技術の向上に大いに貢献できるものと評価され、最も優れた論文の一つとして「論文賞」を受賞しました。

研究成果の概要:

 遠隔操作型の油圧ショベルを自動化する際、サーボ系に内在する『むだ時間』により制御性が悪化する。本研究ではむだ時間を含む系の制御性を改善する対策のひとつとして、従来から提案されているスミス法に基づいた補償器を構築する方法について、建機メーカーではないユーザーであっても実装が可能な、単純で実践的な方法を提案した。また、油圧ショベルの実機を用いて、本手法の効果を検証し、掘削動作におけるサイクルタイムを短縮できることを示した。

「令和3年度建設施工と建設機械シンポジウム論文賞」賞状