研究成果・技術情報

「土木学会水工学委員会河川技術論文賞」受賞

受賞名: 「土木学会水工学委員会河川技術論文賞」受賞
論文題目: 中小河川を対象とした洪水時におけるリアルタイム水位予測システムの開発に向けた研究
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター 専門研究員 柿沼 太貴(現:研究員)
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター 交流研究員 沼田慎吾
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター 主任研究員 望月貴文
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター 上席研究員 大沼克弘(現:国土交通大学校建設部長)
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター グループ長 伊藤弘之(現:河川総括研究監)
受賞者: 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 特任助教 安川雅紀
受賞者: 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 准教授 根本利弘
受賞者: 水災害・リスクマネジメント国際センター センター長 小池俊雄
受賞者: 東京大学大学院工学系研究科 教授 池内幸司

受賞日:令和4年6月16日

賞の概要:

・「河川技術論文賞」
 独創性に富む成果を挙げたもの、将来の展望を与える理念・提案や研究及び技術開発の方向性を提示したもの、および河川技術が適用される現場で困難な研究・技術開発を成し遂げた貴重な成果が盛り込まれているもののいずれかに該当すると認めうるとともに、その主題と成果に大いなる発展性を備え、河川技術の進歩、学際的な展開、体系化および普及に顕著な貢献をなしたと認めうる論文・報告・総説の著者を表彰する賞。

研究成果の概要:

 洪水到達時間が短い中小河川を対象とし、「短時間で計算可能な」,「安価」・「簡便」で「必要な精度」を有するリアルタイム水位予測システムの開発を目的。RRI モデルをベースとし、より国内に特化した GUI の開発、洪水予測のためのモデルパラメータのキャリブレーションの最適化、粒子フィルタを組み込み、DIAS上でリアルタイム水位予測計算を行うシステムを構築。これにより、開発したシステムを用いて日本全国における多数の中小河川においてそのシステムの適用可能性を検討し、その有用性を提示。関連技術をパッケージ化し国際展開にも活用。
(内閣府「官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)」の一環)

「土木学会水工学委員会河川技術論文賞」賞状
「土木学会水工学委員会河川技術論文賞」トロフィー