研究成果・技術情報

「(公社)日本地すべり学会 第61回研究発表会 若手優秀発表賞」受賞

受賞名: 「(公社)日本地すべり学会 第61回研究発表会 若手優秀発表賞」受賞
論文題目: BIM/CIMを活用した応急横ボーリング工の配置計画手法について
受賞者: 土砂管理研究グループ 地すべりチーム 交流研究員 今江健太

受賞日:2022年9月29日


受賞名:(公社)日本地すべり学会 第61回研究発表会 若手優秀発表賞


賞の概要:

 本賞は、「(公社)日本地すべり学会 第61回研究発表会」において、満35歳以下の正会員・学生会員の発表者を対象として、講演要旨を対象とした事前審査と、口頭(ポスター)発表を対象とした当日審査の総評をもとに、優秀な発表を行った者を表彰するものです。

研究成果の概要:

 本研究は、地すべり災害発生直後の応急対策として、BIM/CIMを活用した応急横ボーリング工の配置計画手法について検討を行なったものです。地すべり地に立ち入りが危険な状況を想定すると、応急横ボーリング工の配置計画を決定する条件としては、①地表面から上向きに施工し、横ボーリングの実施可能な延長ですべり面に到達する箇所であること、②安全な施工ヤードが確保できる箇所であることが挙げられます。そこで、本研究では、横ボーリング工が地すべり地外からすべり面に到達する全ての箇所を半自動的に抽出し、施工可能性や優先順位等を踏まえ効率的かつ有効な施工計画を立案する手法を検討しました。従来手法では、応急横ボーリング工の配置計画の際にボーリング実施可能延長でのすべり面貫入確認等に大きな労力や時間を要するのに対し、本手法により、配置計画検討の省力化や迅速化が期待されます。

  
表彰状
表彰状