研究成果・技術情報

「令和4年度土木学会全国大会第77回年次学術講演会優秀講演賞」受賞

受賞名: 「令和4年度土木学会全国大会第77回年次学術講演会優秀講演賞」受賞
論文題目: 炭素繊維シート補強構造を有する鋼桁のせん断耐荷力に関する実験的検討
受賞者: 橋梁構造研究グループ 研究員 小野健太
  
賞の概要:

 全国大会で実際に講演を行う個人会員の中で、40歳以下の研究者、技術者を対象に、論文内容に加え、講演が簡潔明瞭で優れたものに与える。

受賞日:令和4年10月14日


贈賞組織名:公益社団法人土木学会


賞の対象:

 全国大会で実際に講演を行う個人会員の中で、40歳以下の研究者、技術者を対象に、論文内容に加え、講演が簡潔明瞭で優れたものに与える。

研究成果の概要:

 平成29年の道路橋示方書改定で許容応力度設計法から限界状態設計法へ移行したことで,部材の限界状態を適切に設定し評価することで既設橋の補修補強の合理化にも繋がることが期待されている.既設橋の補修補強では軽量・高強度で耐腐食性に優れること等から炭素繊維シートが適用される事例が増えているが,終局に至るまでの挙動が十分に明らかにされているとは言えず,限界状態の設定や評価には課題がある.本研究では鋼桁のせん断抵抗機構を踏まえ決定した炭素繊維シート補強構造を有する鋼桁の載荷試験を行い,シートの斜め貼りと端部定着鋼板を併用することで終局に至るまでシートが剥離することなく耐荷性能を保証出来る可能性が示された.

  
賞状
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