研究成果・技術情報

「土木学会トンネル工学研究発表会優秀講演奨励賞」 受賞

受賞名: 「土木学会トンネル工学研究発表会優秀講演奨励賞」 受賞
論文題目: 山岳トンネルにおける覆工の耐荷性能の評価手法の提案
受賞者: 道路技術研究グループ トンネルチーム 研究員 菊地浩貴
道路技術研究グループ トンネルチーム 上席研究員 日下敦
東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科 砂金伸治
道路技術研究グループ トンネルチーム 研究員 佐々木亨
戸田建設株式会社 技術研究所 社会基盤構築部 巽義知

受賞日:2023年02月07日


受賞名:土木学会トンネル工学研究発表会優秀講演奨励賞


贈賞組織名:

 公益社団法人 土木学会 トンネル工学委員会

賞の情報:

 本賞は,トンネル工学研究発表会において,簡潔明瞭で優れた講演を行った 30 歳以下の土木学会の会員に授与されるものです.

賞の概要:

 山岳トンネル工法により施工される通常断面の道路トンネル一般部の覆工では,設計巻厚30cm,一軸圧縮強度18N/mm2のプレーンコンクリートが標準的に採用されているが,覆工の機能・性能およびその評価手法は十分に体系化されておらず,覆工に新技術を導入する際の課題となっている.本論文では,覆工の耐荷力の評価手法の確立に向け,断面耐力による評価方法および構造全体の耐荷力による評価方法から構成される覆工の耐荷力評価フローを提案した.また,新技術の一例として薄肉高強度覆工を対象に耐荷力の評価を行うことで本フローの適用性を確認した.構造全体の耐荷力による評価手法を用いることで,覆工の段階的な不安定化や不安定化する際の破壊モードを考慮した評価が可能であり,より合理的に覆工の耐荷力を評価可能であることが明らかになった.

  
表彰状
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