第26回橋梁等の耐震設計シンポジウム「優秀講演賞」受賞
受 賞 名: | 第26回橋梁等の耐震設計シンポジウム「優秀講演賞」受賞 |
論文題目 : | 地震応答に対する複数の非線形部材の部材特性のばらつきの影響 |
受 賞 者: | 橋梁構造研究グループ 交流研究員 河村 太紀 |
受賞日:令和5年7月27日
贈賞組織名:公益社団法人土木学会 地震工学委員会
賞の概要:
同賞は,令和5年7月26日・27 日に開催された第26回橋梁等の耐震設計シンポジウムにおいて、優れた研究成果を分かりやすく豊かな表現方法で発表された若手研究者・技術者に優秀講演賞を授与するものである。
研究成果の概要:
レベル2地震動を考慮する設計状況において、免震橋のように適用範囲が明確であり、適切に地震時応答を評価できる場合には、種類の異なる複数の部材に非線形化を考慮してよいとされる。しかしながら、これらを満足するために具体的な条件や要求事項等は示されていない。既往の研究では、これらの明確化に向け、非線形部材ごとの不確実性が地震時応答に与える影響の検討がされてきた。 本稿では、より実構造に近い、複数の非線形部材が同時に不確実性を有する場合に生じる地震時応答への影響を検討した。支承部と橋脚基部に非線形化を考慮する2橋脚モデルについて、支承部を免震支承又は制震ダンパーの2ケースを想定し、各骨格曲線のばらつきが同時に生じた場合の地震時応答に与える影響を動的解析により検討した結果を報告した。
