研究成果・技術情報

土木学会「第30回舗装工学論文奨励賞」受賞

受賞名:土木学会「第30回舗装工学論文奨励賞」受賞

受賞者
七尾 舞 (当時・道路技術研究グループ 舗装チーム 交流研究員
(現・太平洋セメント株式会社))
受賞日
2026年8月28日
論文題目
供用・解体段階におけるCO2吸収量を考慮した舗装の環境・経済性評価
賞の概要
「舗装工学論文奨励賞」は、舗装工学講演会で発表した後、土木学会論文集特集号(舗装工学)に投稿、 掲載された論文の中から、講演会開催年度の4月1日時点で40歳未満の若手研究・技術者が筆頭著者である論文のうち、優れたものを選定して筆頭著者へ贈られるものである。
研究成果の概要

カーボンニュートラル社会の実現には、CO2削減効果を適切に評価し、環境負荷の少ない材料や構造を選択・普及させることが重要である。 本研究ではアスファルト舗装とコンクリート舗装の両方に適用可能なLCCO2の算定範囲を設定し、コンクリートの炭酸化による供用・解体段階のCO2吸収も考慮したLCCO2を算定した。 その結果、設計期間がLCCO2に大きく影響を及ぼすこと、またコンクリート舗装のCO2吸収量がLCCO2に占める割合は3.5~5.5%であること等を明らかにした。また、LCCO2およびLCC低減効果に基づく区分けにより、 道路管理者が舗装を選定する際に視覚的に評価できる手法を示した。

今後は、近年開発が進むCCU材料等を用いた舗装のLCCO2、LCCの算定方法および考え方を整理し、多種多様な材料を公平かつ汎用的に評価できる手法の構築に資することを目指す。

土木学会「第30回舗装工学論文奨励賞」受賞
土木学会「第30回舗装工学論文奨励賞」受賞