「応用生態工学会第29回大会 優秀ポスター発表賞」受賞
受賞名:「応用生態工学会第29回大会 優秀ポスター発表賞」受賞
- 受賞者
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柞磨佑紀 (流域水環境研究グループ流域生態チーム 交流研究員)村岡敬子 (流域水環境研究グループ流域生態チーム 特任研究員)
- 受賞日
- 2026年9月26日
- 論文題目
- 河川横断方向の非類似性に着目した環境 DNA採水地点の最適化に向けた検討
- 贈賞組織名
- 一般社団法人応用生態工学会
- 賞の対象
- 本賞は、応用生態工学会第 29回大会において、若手研究者(学部学生、大学院生、ポスドク等の若手会員)及び現場技術者または行政担当者による研究発表のうち、優秀と認められた者に授与されるものである。
- 研究成果の概要
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河川における環境DNA調査は、生物モニタリングを効率的に行う手法として活用が進んでいる。 一方、大河川では横断方向の環境DNAの交流が限定的であり、左右岸のどちらで採水するかによって検出される魚類相が異なる可能性がある。
本研究では、旭川直轄管理区間(岡山県)を対象に、左右岸の魚類相の違い(非類似性)を定量的に評価し、Turnover(種構成の違い)成分、Nestedness(種数の偏り)成分に分離した上で解析を実施した。
その結果、調査対象区間ではTurnover成分が優占し、左右岸では魚類の種構成が異なる場合が多いことが明らかとなった。 加えて、2成分に関連する環境要素は、Turnover成分で「河道幅」及び「横断工作物の有無」が正に、「水際自然度」、「早瀬」、「汽水域」が負に作用した。 一方、Nestednessは「水際自然度」、「早瀬」、「汽水域」が正に、「湛水域」、「干潟」が負に作用した。
これらの結果から、河道幅が広い区間や横断工作物周辺などでは、両岸からの採水を検討する必要があること、また種数の偏りのある汽水域では、干潟での採水を組み込むことが、 より多くの魚種を効率的に把握する上で有効である可能性が示唆された。


















