国立研究開発法人 土木研究所

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年頭のご挨拶

国立研究開発法人土木研究所 理事長 魚本 健人

 

国立研究開発法人土木研究所理事長魚本健人

 新年明けましておめでとうございます。
 平成28年度は新たに6年間という第4期中長期計画(平成28年度~平成33年度)の初年度であり、新たな中長期計画に基づき研究開発の成果の最大化その他の目標の達成に向け取り組み始めたところです。 昨年中には、終了した第3期中長期計画の成果に対し、過分な評価をいただき深く感謝するとともに、第4期中長期計画ではより多くの研究開発成果を上げるべく新たな気持ちで日々活動しております。
 新しい第4期中長期計画では、

  1. 「安全・安心な社会の実現への貢献」
  2. 「社会資本の戦略的な維持管理・更新への貢献」
  3. 「持続可能で活力ある社会の実現への貢献」
の3つの目標を達成するべく、全部で17の研究開発プログラムを構成して、効果的かつ効率的に進めております。また、学術雑誌や学会発表会などにおける公表、一般公開や土研ショーケースなどの活動を通じて、 研究成果を早期に社会へ還元すべく、職員一同全力で取り組んでいるところです。
 これからの人口減少を見据えた我が国としては国民一人当たりの生産性向上が重要で、あらゆる分野において、新しい技術の開発がますます重要になると予想され、土木研究所はその重要な一端を担うべく日々励んでおります。

 他方、昨年を振り返れば、4月に発生した熊本地震、8月、9月に発生した台風10号による豪雨災害等、各地に甚大な被害がもたらされました。
 これらの災害時に土木研究所としては、直ちに各災害分野の専門家である職員を派遣し、災害原因の分析、今後の対策等、技術的指導・助言を行い、捜索活動の安全確保や住民の安全確保に貢献できたものと考えており ます。また、今後とも、更なる減災に資するべく、研究に邁進していきたいと考えております。

 我々土木研究所の業務は、社会が必要としている土木技術に係る技術上の課題の解明や、より望ましい対策の提案であり、そのための研究を実施し、その成果を広く社会に還元することが要求されています。 今後とも国立研究開発法人のメリットが最大限活かされるような活動を続けたいと考えています。

 引き続き皆様のご支援、ご協力をお願いし、本年が良い年でありますことを祈念して新年のご挨拶といたします。