先端技術チーム房前主任研究員が災害対応のDX(デジタルを用いた働き方の改革)について九州全県の測量設計コンサルタント・行政関係者等を対象に講演を行いました。
令和6年4月16日の九州南ブロック(鹿児島、熊本、宮崎)続き、同年6月3日(測量の日)に九州北ブロック(大分、福岡、佐賀、長崎)を対象とした災害対応のDX講演を行いました。
本講演は、一般社団法人全国測量設計業協会連合会九州地区協議会と一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会が開催した「災害応急対策講習会」で、対面で約200名の協会会員、関係行政機関が参加しました。
房前主任研究員からは「デジタル技術による災害対応の変革について」「最新技術の社会実装」の2講演を行いました。「デジタル技術による災害対応の変革について」では令和5年に鹿児島県で実際に行われた、デジタル技術を用いた災害対応の改革について述べるとともに、「最新技術の社会実装」では、迅速・安価で働く人の安全確保・負担軽減が可能なドローン・AI・レーザー・クラウドなどを用いた最新技術についても紹介しました。 また、九電ドローンサービス株式会社 田畑 浩規部長(前九州地方整備局ドローン隊隊長)からは、「能登半島地震におけるDXの取り組み」として、実際に能登半島で行った活動を例にドローンやAIを用いることでの安全・衛生の向上、現地作業の負担軽減についての実例が報告されました。
最後に、全国防災協会 災害復旧技術専門家 後藤 信孝氏(元国土交通省水管理・国土保全局防災課)から、災害復旧事業の詳細な説明がありました。