国立研究開発法人 土木研究所

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先端技術チーム房前主任研究員が「九州の河川維持管理技術に関する講習会」で講演しました

1月23日(木)、鹿児島市サンプラザ天文館にて、国土交通省 九州地方整備局、(一社)九州地域づくり協会、(一社)北部九州河川利用協会共催の九州の河川維持管理技術に関する講習会が開催されました。 本講習会は、災害の激甚化や河川施設の老朽化への対策や生物の生息環境や多様な景観を保全・創出し、治水・利水機能と環境機能を両立させるため、河川管理に携わる技術者の技術力向上を目的とした講習会です。
 国土交通省 九州地方整備局河川部高島河川管理課長の挨拶の後、端技術チーム房前主任研究員が「建設業界におけるDX(働き方の改革)」について講演しました。

写真-1 房前主任研究員講演 

今回は、実際に河川管理に携わっている技術者の方を対象としているため、安価で導入しやすく安全性向上や省力化に役立つ技術を中心にお話ししました。
 特に360°カメラについては、近年河川管理などに活用が進んでおり、巡視や災害調査など活用が進んでいます。
使用事例を示し、どう安全性・効率性が向上したのかを具体的に説明しました。
 安価で入手しやすく簡単に使用できる民生品を利用することで簡単にDX(働き方の改革)に取り組めることから大変好評でした。

聴講者のアンケートでは、「DXの講演は特に興味深かった。今後の土木業界の様々な問題を解決してくれる明るい情報」「非常に参考になる内容であるため、直接業務に携わらない事務系職員も含めて参加したい」等うれしい意見をたくさんいただいています。
 今後もデジタル技術を活用し、建設業界の安全・安心・効率的な働き方への転換に役立つ研究開発を行いたいと考えます。