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先端技術チーム房前主任研究員が災害対応のDX(デジタルを用いた働き方の改革)について九州北部で講演

6月2日、福岡県中小企業振興センター大ホールにて、九州北部地区(大分、福岡、佐賀、長崎)を対象とした災害対応のDX講演を先端技術チーム房前主任研究員が行いました。

本講演は、一般社団法人全国測量設計業協会連合会九州地区協議会と一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会が開催した「災害応急対策講習会」で、対面で約250名の協会会員、関係行政機関が参加しました。

会場となった福岡県中小企業振興センター(福岡市)および講演風景   

房前主任研究員からは「災害対応のDX」に関連した、「360°カメラを用いた災害対応」「能登半島地震におけるデジタル技術の活用」「鹿児島県におけるDX災害査定」「AI、デジタルツイン、ロボット、人工衛星等を用いた最新技術の活用」の4つのテーマのついて講演を行いました。

「360°カメラを用いた災害対応」では導入しやすく効果も高い360°カメラの実践的な使い方、「能登半島地震におけるデジタル技術の活用」では実際に九州地方整備局が行った災害データのオープン化と都の活用について、「鹿児島県におけるDX災害査定」では令和5年に鹿児島県で実際に行われた、デジタル技術を用いた災害対応の改革について述べました。

また、全国防災協会 災害復旧技術専門家 後藤 信孝氏(元国土交通省水管理・国土保全局防災課)から、災害復旧事業の詳細な説明がありました。

今後も被災地の一日も早い日常の回復を、最先端の技術で支援できればと思います。