ICHARM Open Day 2019
~茨城県立竹園高等学校・茨城県立並木中等教育学校 ICHARM訪問~

 4月23日、ICHARMは「ICHARM Open Day」を開催しました。茨城県立竹園高等学校・茨城県立並木中等教育学校の生徒112名(竹園文系クラス37名、理系クラス44名、並木中高31名)及び教諭6名の参加となりました。本イベントは、ICHARMの博士・修士課程の外国人学生及びICHARMスタッフが協力し、講演、発表及び質疑応答はすべて英語で行われました。

 第1部の講演会は、ICHARM小池センター長による ”Transform a Society against Floods under Climate Change” 、博士課程の学生のAhmed Tanjir Saifによる “Water Related Disasters around the World in 2018” の講演が行なわれ、2018年の日本国内における水災害、軽減のための取り組み、世界各国の干ばつや洪水などが紹介されました。生徒たちは、パワーポイントに映し出されたスクリーンに目を凝らすとともに、発表に熱心に耳を傾けていました。

 第2部のポスターセッションでは、9カ国の修士学生およびインターン学生(バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、リベリア、ミャンマー、韓国)が各々パネルを作成し、各国の文化紹介から水災害事情にわたる説明を行いました。生徒達は、小グループに分かれ、各々のパネルの前で説明を受けるとともに、英語による質疑応答や、外国人学生達とのコミュニケーションを楽しみました。イベント終了後に生徒達に行なったアンケートでは「環境が及ぼす水災害やそれによる被害の詳細についてまで詳しく学ぶことができた。」「いろいろな国の方々と交流でき、国それぞれで違った発音の英語が聞けた。服装なども伝統的なものを着てくれていたので、なじみやすく、とても楽しく学べた。」などイベントを評価する意見が多くありました。ICHARMの外国人学生も、「我々にとっては日本の生徒さんたちと触れ合うとてもいい機会だったし、生徒さんたちにとっては各国の水災害について学べるよい機会であったと思う。」と、喜んでいました。「ICHARM Open Day」は、日本の中高生と外国人学生双方にとって、とても有意義なものであり、次世代の水災害軽減に関する研究者及び技術者の輩出に貢献できるため、来年も引き続き行う予定です。

 
ICHARM学生によるポスター発表セッション
ICHARM学生によるポスター発表セッション
   
第一部 博士課程学生Tanjirさんによる講演会
第一部 博士課程学生Tanjirによる講演会
バングラデッシュブ-ス
バングラデシュブ-ス

生徒さんとICHARM学生、スタッフ―エントランスホールにて
生徒さんとICHARM学生、スタッフ―エントランスホールにて  (*両校より掲載許可済み)