『効率的な情報ネットワーク』では、世界の研究者ネットワークを維持強化し、世界の大規模水災害に関する情報・経験の収集・解析・提供につなげると共に、ICHARMが事務局を務める国際洪水イニシアチブ(IFI)などの国際的ネットワークの構築、運営を通じて、各国での防災の主流化に取り組んでいます。IFIの活動においては、2016年に策定した「ジャカルタ宣言」に基づき、IFIパートナーと協働しながら、アジア各国において水災害リスクの軽減を目的とした「水と災害に関するプラットフォーム」構築のための活動に取り組むとともに、国連の特別セッションなどでその活動を紹介しています。
国際洪水イニシアチブ (International Flood Initiative: IFI)はユネスコ、世界気象機関、国連大学、国連国際防災戦略などの国際機関が世界の洪水管理推進のために協力する枠組みで、ICHARMは、IFIの事務局を担当しています。
2016年10月31日には、第8回水と災害に関するハイレベルパネル(HELP)会合に先立って、IFIサイドイベントを開催し、2022年までの実施戦略と行動枠組みに関して議論しました。その中で、洪水リスク軽減と持続可能な開発を強固にするための学際的な協力に向けた「ジャカルタ宣言」が採択されました。これを受け、 IFIパートナーと協働しながら、水災害リスクの軽減を目的とした「水と災害に関するプラットフォーム」の構築のための活動に取り組んでいます。まずはアジア太平洋地域であるフィリピン、スリランカ、ミャンマー、パキスタンから開始しており、今後さらに拡大していく予定です。
IFIの活動の詳細は、以下IFIホームページをご覧ください。
http://www.ifi-home.info/
現在、グローバル化、人口増加、貧困、都市化、土地利用の変化などの人的要因によって、気候、水文、気象災害の悪影響が引き起こされています。極端な気象現象は、脆弱な地域に住む人々が直面する水関連災害のリスクも高めます。先進国と開発途上国の両方で損失が増加しており、この相互につながった世界では、一つの現象の影響は即座に国境を越え、その現象から遠く離れた地域であっても連鎖的な影響をもたらす可能性があります。繰り返し起こる災害は、脆弱な地域の持続可能な開発を妨げています。AWCI(アジア水循環イニシアティブ)は、AOGEO(アジア・オセアニア地球観測グループ)のタスクグループ(TG1)の一つとして、このようなアジアの水問題の解決に向けた総合的な取り組みを推進することを目的としています。
AWCIの活動の詳細は、以下AWCIホームページをご覧ください。
http://www.ifi-home.info/awci/index.html
(現在作成中)
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