第11回GEOSSアジア太平洋シンポジウム・アジア水循環イニシアティブ(AWCI)のセッションを開催しました

 2018年10月24日から26日に京都(京都テルサ)において「全球地球観測システム(GEOSS:Global Earth Observation System of Systems)アジア太平洋シンポジウム」が開催され、その中で国際洪水イニシアティブ(IFI:International Flood Initiative)実施国間の地域間協力を推進するアジア水循環イニシアティブ(AWCI:Asian Water Cycle Initiative)のセッションが開催されました。第11回目である本シンポジウムでは「持続可能な開発のための2030 アジェンダ(SDGs)・パリ協定・仙台防災枠組2015-2030に対してGEOSSが貢献するためのアジア太平洋地域間協力の強化」をテーマとして開催されました。AWCIセッションでは、スリランカよりPalitha Range Bandaraかんがい水資源管理担当大臣をお招きするとともに、スリランカ、フィリピン、ミャンマーなどIFIを推進している各国の代表者らが参加しました。そして、各国における水のレジリエンスと災害に関するプラットフォームの活動の進捗報告を行うとともに、地域間の協力体制について議論し、SDGsやパリ協定、仙台防災枠組に対する明確な貢献目標を定めました。またセッションの最後には水をテーマとするAWCIと農業をテーマとするAsiaRiCEの合同部会も開催され、分野間の連携や協力についても話し合われました。

 シンポジウムの最終日である10月26日には、各セッションの成果をまとめた京都ステートメントが採択され、下記に公開されています。


    - AWCIセッションのアジェンダと発表資料
      https://geoss-ap-symp11.org/program_tg1.html
    - 京都ステートメント
      https://geoss-ap-symp11.org/_public/Kyoto_Statement_2018_Final.pdf

アジア水循環イニシアティブ(AWCI)セッションの参加者
アジア水循環イニシアティブ(AWCI)セッションの参加者
第11回GEOSSアジア太平洋シンポジウム
2018年10月24、25日、京都テルサ

AWCIセッションの様子
AWCIセッションの様子
「水」(AWCI)と「農業」(AsiaRiCE)の合同部会の様子
「水」(AWCI)と「農業」(AsiaRiCE)の
合同部会の様子