ICHARM小池俊雄センター長の中国科学院からの2018年国際科学協力賞受賞

 ICHARM小池センター長においては、これまでのアジア域の豪雨、渇水災害に与えるチベット高原の役割の解明、地球水循環の国際統合研究の推進、中国における豪雨予測精度向上のための国際技術協力事業の実施等における研究、人材育成に関する功績に対して、このたび、中国科学院より2018年国際科学協力賞が授与された。これは自然科学全分野で年間3名に授与されるもので、我が国からは2011年の高エネルギー物理の黒川真一博士以来4人目の栄誉となる。

 1月17日に中国科学院で行われた授賞式では、中国科学院院長のChunli Bai教授をはじめ、傘下の100を超える全研究所の所長の参加の下、小池センター長の陸域水循環の新たなモデル開発とその適用に関する業績、全球を対象とした協調観測プロジェクトの推進と地球観測政府間部会(GEO)設立への貢献、チベット高原での気候と水循環の統合的研究プロジェクトの実施と中国研究者の育成に対する業績が紹介された。

 また、18日午後には推薦母体であるチベット高原研究所(ITP)において受賞記念講演会が開催され、小池センター長より「Towards better understanding of the atmosphere and land interaction in the Tibetan Plateau」と題する講演が行われた。



中国科学院での授賞式(中国科学院ホームページより)
中国科学院での授賞式
(中国科学院ホームページより)

    - (参考)中国科学院ホームページ
       http://english.cas.cn/newsroom/news/201901/t20190118_204183.shtml
       http://english.cas.cn/newsroom/mutimedia_news/201901/t20190121_204805.shtml