第67回 ICHARM R&Dセミナーを開催しました

 ICHARMでは、水災害分野に関する国内外の専門家を招聘し、最新の研究や知見について講演いただき、参加者の研鑽を深める機会として、「ICHARM R&Dセミナー(ICHARM研究開発セミナー)」を不定期に開催しています。

 第67回を迎える今回は、慶應義塾大学経済学部名誉教授/金融庁金融研究センター長等を兼任される吉野直行氏を講師とお招きし2021年11月30日に開催されました。「Private Financing in infrastructure by use of spillover tax revenues and Its application to the estimates of disaster damage」と題された講演では、インフラ整備によりもたらされる“過剰税収入”のコンセプトや、その適切な再分配が民間部門のインフラ投資参画促進にあたって重要である点等を、海外での事例を交えてご講演頂きました。

 経済分野はICHARMにとっては比較的なじみの薄い分野でありましたが、講演内容は公共・民間の両部門の参画が必要とされる“流域治水”の実装および促進との親和性が高く、大変有意義な内容でした。

 ICHARMでは、今後も様々な機会を捉え、幅広い分野から水災害・リスクマネジメントに関わる知見を広めるべく、セミナーを開催していく予定です。

写真1 ご講演の1コマ
写真1 ご講演の1コマ
 
写真2 参加者との集合写真
写真2 参加者との集合写真