第68回 ICHARM R&Dセミナーを開催しました

 ICHARMでは、水災害分野に関する国内外の専門家を招聘し、最新の研究や知見について講演いただき、参加者の研鑽を深める機会として、「ICHARM R&Dセミナー(ICHARM研究開発セミナー)」を不定期に開催しています。

 第68回を迎える今回は、フィリピン科学技術省(DOST)第11地区局長のアンソニー・サレス氏を講師としてお招きし、2022年4月26日に開催されました。サレス氏は4月23・24日に熊本市で開催された第4回アジア太平洋水サミットにご出席後、つくばにお越し下さいました。

 「Advanced Activities for Flood Resilience in Davao City, Philippines」と題された講演では、ダバオ市における学術・メディア・政府・産業・市民組織(通称”PENTAHELIX”)を巻き込んだ、洪水に対するレジリエンスとサステナビリティを向上するための先進的かつ包括的な活動についてご紹介頂きました。また、ICHARMが開発支援したOSS-SR(オンライン知の統合システム)が、ファシリテータ育成に活用された事例も紹介されました。

 ICHARMでは今後も様々な機会を捉え、幅広い分野から水災害・リスクマネジメントに関わる知見を広めるべく、セミナーを開催していく予定です。

写真 1 講演の1コマ
写真 1 講演の1コマ
 
写真 2 参加者との集合写真
写真 2 参加者との集合写真