第77回国際連合総会議長チャバ・コロシ氏がICHARMを訪問

 第9回洪水管理国際会議の開催に時期をあわせて、国連2023水会議の推進などのため来日された国連総会議長チャバ・コロシ氏が、2月16日にICHARMを来訪され、小池センター長との会談やICHARMの博士・修士課程学生との意見交換を行いました。

 ICHARMに到着後、まずICHARMの研究執務室を視察したのち、小池センター長から世界の水災害の現状と国際的議論の経緯・潮流、水災害に関して科学技術が果たすべき役割、その中で特にWater-Food-Energy Nexusや生活の質の向上の観点からのICHARMの研究活動成果の紹介、End-to-Endアプローチの重要性、我が国の流域治水の考え方や第4回アジア太平洋水サミットの成果文書等について説明が行われました。

 チャバ・コロシ氏からは、3月22日~24日に開催される国連2023水会議への日本の貢献に期待していること、ICHARMの活動が国連2023水会議の議論の方向性と一致していること、その研究活動成果は水会議で議論される水問題解決へのGame Changerの要素となる得るといったコメントがありました。

 さらに博士・修士課程学生との意見交換では、学生から寄せられた、洪水予警報システムにかかる国連の取組、気候変動に伴う災害に対処するための効果的な資源投入、国際河川での水資源管理といった質問に対して、チャバ・コロシ氏からは非常に丁寧かつ洞察に満ちた応答や解説を頂きました。ICHARMの学生にとっては、国連総会議長と直接議論を交わすことのできる、極めて貴重かつ有意義な機会となりました。

小池センター長(左から2番目)による説明
小池センター長(左から2番目)による説明
 
会談を行うチャバ・コロシ国連総会議長(中央)
会談を行うチャバ・コロシ国連総会議長(中央)
 
ICHARM学生との意見交換
ICHARM学生との意見交換
 
学生からの質問に答えるチャバ・コロシ国連総会議長
学生からの質問に答えるチャバ・コロシ国連総会議長