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資料名 |
活断層の位置および規模の定量的認定法に関する研究（３）
確実度の判定と判読能力の分析 |
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執筆者名 |
佐々木靖人 倉橋稔幸 脇坂安彦 阿南修司 品川俊介 他 |
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機関 |
独立行政法人土木研究所 ㈱アイ・エヌ・エー 基礎地盤コンサルタンツ㈱ 国際航業㈱ ㈱ダイヤコンサルタント アイドールエンジニヤリング㈱ 川崎地質㈱ ㈱建設技術研究所 サンコーコンサルタント㈱ 中央開発㈱ 日本工営㈱ ㈱ニュージェック パシフィックコンサルタンツ㈱ 八千代エンジニヤリング㈱ |
| 巻号 |
No.337 |
発行年月 |
2006年3月 |
| 要旨 |
本報告書は、土木研究所と民間13社（（株）アイ・エヌ・エー、アイドールエンジニアリング（株）、川崎地質（株）、基礎地盤コンサルタンツ（株）、
（株）建設技術研究所、国際航業（株）、サンコーコンサルタント（株）、（株）ダイヤコンサルタント、中央開発（株）、日本工営（株）、（株）ニュー
ジェック、（株）パシフィックコンサルタンツ、八千代エンジニアリング（株））との共同研究「GISを利用した道路斜面のリスク評価に関する研究」におけ
る平成11年～15年度までの研究成果のうち、空中写真の地形要素判読における活断層の確実度区分の作成と、判読に生じる個人差を数量化したものである。
本共同研究で提案する空中写真を用いた地形要素判読手法は、活断層沿いに分布する地形要素の分布や構成から、山地に分布する不明瞭な活断層の位置を合理
的に推定するものである。本報告書では、線状模様42本における地形要素空間分布・密度・構成比と確実度の相関を解析し、地形要素による活断層の確実度区
分を作成した。また、判読者として望ましい要件をとりまとめるために、判読者自身の資質や経験を階層化・点数化・序列化することで、「判読者の能力」を数
量化解析し、個人間における判読能力の差異が判読成果に及ぼす影響を明らかにした。 |
| 目次 |
まえがき
1. 活断層地形要素判読
1.1 基本的考え方
1.2 活断層認定に影響する要因
2. 地形要素による活断層確実度区分
2.1 従来までの確実度区分
2.2 地形要素と確実度との相関解析について
2.3 縦ずれを示す線状模様の地形要素と確実度との相関解析
2.3.1 縦ずれを示す線状模様
2.3.2 地形要素構成比
2.3.3 縦ずれを示す線状模様と地形要素の特徴
2.4 横ずれを示す線状模様の地形要素と確実度との相関解析
2.4.1 横ずれを示す線状模様
2.4.2 地形要素空間分布と密度
2.5 地形要素による確実度区分
3. 判読能力の分析
3.1 分析の概要と分析データの収集
3.1.1 分析の概要
3.1.2 分析データ
3.2 基本統計量による簡易分析
3.2.1 個人履歴データの分析
3.2.2 判読能力の点数化・序列化・クラス分け
3.2.3 地形要素認定における判読能力の差
3.2.4 線状模様認定における判読能力の差
3.2.5 断層間の地形と線状模様認定率との比較
3.2.6 基本的統計処理に基づく解析結果のまとめ
3.3 S-P表による分析
3.3.1 S-P表分析法の概説
3.3.2 市之瀬断層の分析結果
3.3.3 丹那断層の分析結果
3.3.4 S-P表判定結果と判読者個人データとの相関性の分布
3.3.5 作業工数の影響について
3.3.6 S-P表による分析結果のまとめ
3.4 数量化解析による分析
3.4.1 数量化Ⅱ類
3.4.2 数量化Ⅰ類
3.4.3 数量化解析のまとめ
3.5 判読結果にもたらす判読能力の影響の分析
3.5.1 市之瀬断層
3.5.2 丹那断層
3.5.3 判読結果に及ぼす判読能力の影響
3.6 判読能力の指標と留意点
3.6.1 判読能力の指標と留意点
3.6.2 今後の課題
4. まとめと今後の課題
参考文献
判読事例 |
