中国清華大学学生ご訪問

 中国清華大学土木水利学院の学生14名と引率のYifei CUI准教授が、7月29日に国際研修旅行の一環としてICHARMを訪問され、職員からの講義や質疑応答、施設見学を行いました。

 この国際研修旅行は、日本における洪水と土砂災害について理解を深めることを目的としており、冒頭でYifei CUI准教授が取り組んでいる土砂災害の軽減や早期警報システム等に関する研究の概要を説明しました。講義では、ICHARMの概要紹介に始まり、水災害リスクモデルの進展・課題・今後の方向性、降雨-土砂-流出(RSR)モデルを用いた異常気象時の水・土砂・流木の流出予測、植生動態-陸面データ同化システム(CLVDAS)に基づく干ばつモニタリングシステムの開発など幅広い内容を紹介しました。質疑応答では、特にRSRモデルを用いた異常気象時の水・土砂・流木の流出予測の発表に対して多くの質問が寄せられ、洪水と土砂災害に対する学生の関心の高さを感じました。

 施設見学では、盛土実験施設を訪れ、実験の目的や装置などについて担当職員から説明を受けました。

 ICHARMでは、今後も機会があれば水災害リスクの軽減のための取り組みを広く国内外の方に説明し、社会に貢献していく所存です。

ICHARM研究者による講義 質疑応答
ICHARM研究者による講義
質疑応答
参加者の集合写真 施設見学風景
参加者の集合写真
施設見学風景