ICHARMは、世界各国で技術協力、研究活動、能力開発等を通じて、水災害に対するレジリエンス強化に取り組んできており、国際洪水イニシアチブ(IFI)水のレジリエンスと災害に関するプラットフォームの設立を支援しています。インドネシアにおけるIFIプラットフォーム活動の進め方について議論するため、ICHARMの岡田智幸上席研究員とバドリ・シュレスタ専門研究員は、2月25日~26日にジャカルタのIFIプラットフォーム関係政府機関を訪問しました。訪問は、ICHARMとIFIプラットフォームによるインドネシアへの貢献方策、またインドネシア公共事業省が運営する水資源データセンター(WRDC)の強化について話し合うことを目的としました。
ICHARMは、公共事業省(PU)水資源技術開発局(写真1)、国家防災庁(BNPB)災害管理戦略開発局(写真2)、林業省(MoF)流域管理計画評価局(写真3)、気象気候地球物理庁(BMKG)(写真4)とそれぞれ打合せを設けました。また、BNPBの総合防災政策を支援するJICA専門家チームとも意見交換を行いました(写真5)。これら関係機関との協議では、まずインドネシアにおけるこれまでのIFIプラットフォーム活動を振り返り、ICHARMの最近の研究成果として、「アジア開発銀行の支援による、気候変動がインドネシアの洪水と干ばつに及ぼす影響評価」や「気候変動と社会変化を受けた洪水リスクの定量的評価―ソロ川流域の事例―」などを紹介しました。また、今後の協力可能性(例えば、関係機関と連携するローカルプラットフォームの枠組、あるいは気候変動や社会変化の影響評価に関する研究を活用した、水資源データセンターやデータ共有への貢献)についても議論しました。さらに、日本の「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース(d4PDF)」に基づく、より精度の高い気候変動予測について説明しました。パートナー機関は、ICHARMとの意見交換を継続し、インドネシアで次回のプラットフォーム会議を共同開催することに合意しました。併せて、2026年国連水会議、2027年世界水フォーラムなどへ共同貢献する可能性も話題になりました。IFI水と災害に関するプラットフォームの協力活動により、関係機関のデータ共有や能力開発が進み、インドネシアの防災活動、水災害対策、気候変動が社会に与える影響評価、に貢献することが期待されます。
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