「~つくばちびっ子博士2026~ 国総研・土木研究所大公開!!」にて体験イベント「マインクラフトでまちの洪水を体験しよう」を実施しました

説明をする傳田正利主任研究員と山下大輝研究員
説明をする傳田正利主任研究員と山下大輝研究員

 「つくばちびっ子博士」は、つくば市在住の小中学校生のみならず、全国の小中学校生を対象に、夏休みの期間につくば市内にあるさまざまな研究機関・企業・文化施設を見学し、楽しく学ぶイベントで、7月18日から8月31日まで開催されました。参加者はスマホなどの端末を活用しながら、専用サイトでポイントを集め、「最優秀つくばちびっ子博士」を目指します。2026年度はつくば市内の41か所の研究機関・企業・文化施設等が参加して開催されました。

操作する参加者
操作する参加者

 国土技術政策総合研究所と土木研究所は、2026年7月31日(金)、共同でイベント「~つくばちびっ子博士2026~ 国総研・土木研究所大公開!!」を開催し、その一環としてICHARMは体験イベント「マインクラフトでまちの洪水を体験しよう」を開催しました。イベントは30分間を1サイクルとして、計6サイクル実施しました。1サイクル当たり最大13組が参加し、参加者は、親子連れなど68組110名となりました。今回は、新たに作成した、東京駅・秋葉原駅周辺を再現した仮想空間を使用しました。まず、東京駅周辺を再現した空間を自由に歩きながら、実際のまちに入り込んだような感覚を楽しんでもらうとともに、マインクラフトの基本的な操作に慣れてもらいました。その後、秋葉原駅周辺を再現した空間に移り、荒川が決壊して洪水が秋葉原周辺まで到達するシナリオのもと、マインクラフト版の仮想洪水体験システム(VFES)を用いて洪水からの避難を体験いただきました。

 最初に、傳田正利主任研究員から荒川の概要を説明した後、荒川からの洪水が秋葉原付近に流れ込むはん濫シナリオを用いて、2回の洪水避難体験を行いました。1回目の避難体験では、あえて事前に何も伝えず、自由に避難行動をしてもらいましたが、行き先が分からずスタート地点付近でうろうろする参加者が多く見られました。その後、荒川が決壊した場合のはん濫シナリオや、駅の東西をつなぐアンダーパスの存在、高い場所(神田明神方面)の方向を説明したうえで、2回目の避難体験を行いました。2回目の体験では、1回目の経験や説明を踏まえ、多くの参加者が避難することができました。これのように、失敗も含めた避難の経験が、次はうまくやろうというインセンティブを生み出し、学習効果が高くなることが示唆されました。

 今後、ICHARMでは、このような機会で得られた貴重なデータを踏まえ、防災教育における仮想洪水体験システムの適用可能性を検討して参ります。


(つくば市ホームページ 「つくばちびっこ博士2026」)
https://www.city.tsukuba.lg.jp/kosodate/oshirase/chibikko-hakase/index.html